ネキシウムの使用とセレキノンやブチルスコポラミン

胃炎とは胃の炎症が起こっている状態をいいます。
胃炎には様々な原因があります。

例えば、お酒などの飲食物が刺激となったり、過剰な胃酸分泌が原因となったり、薬の副作用で起こったりします。
特に近年過剰な胃酸分泌が原因となって起こる胃炎が若者を中心に多くなってきています。
胃酸分泌を過剰にする要因としては、ストレスなど精神的要因や飲酒や喫煙など生活習慣などが挙げられます。

このような胃酸分泌過多に対しては胃酸分泌を抑制する薬が主に使用されます。
胃酸分泌抑制薬にはプロトンポンプ阻害薬(PPI)とH2ブロッカーがありますが、このうち効果が強力で胃酸過多に対して主に使用されているのはプロトンポンプ阻害薬です。
このプロトンポンプ阻害薬の中でもネキシウムは代表的な薬剤です。
ネキシウムは従来から存在したオメプラゾールというプロトンポンプ阻害薬を改良して生まれた薬で、効率的に強力に胃酸分泌を抑制します。

セレキノンは胃腸の働きを調整する効果のある薬剤で、慢性胃炎や過敏性腸症候群の治療に用いられます。
胃腸の機能は自律神経系の働きによって調節されていますが、自律神経系の働きが乱れると胃腸の働きに波が出てきます。
セレキノンは自律神経系の神経伝達物質の放出量を調節し、こういった症状を改善します。
この薬は併用が問題となる薬はないので、ネキシウムとの併用は可能です。

一方、ブチルスコポラミンは胃腸の攣縮を抑える効果のある薬です。
ブチルスコポラミンは副交感神経系のアセチルコリンの働きを受容体に対して競合的に阻害することで、胃腸の働きを弱めます。
これによって腹痛などの消化器症状に効果を示します。
この薬もネキシウムとの併用で問題となることはないので併用が可能です。